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最終日の朝。お世話になったグリンデルワルトの村を、名残惜しく歩く。木の家並みと、あちこちに立つ黄色い道標。晴れた空の下、いよいよ山を下りると

Day 8 · 2012.09.15

チューリッヒ、旅の終わりに

最終日の朝。お世話になったグリンデルワルトの村を、名残惜しく歩く。木の家並みと、あちこちに立つ黄色い道標。晴れた空の下、いよいよ山を下りるときだ。

あっという間に、スイスの旅も最終日。お世話になったグリンデルワルトの山を下りて、最後は大都市チューリッヒ(Zürich)へ。ここに暮らす友人を訪ねて、旅の締めくくりとする。長かったようで、過ぎてみればあっけない旅の日々だった。

※写っている人物の顔は、プライバシー保護のためキャラクターに置き換えています(夫・妻それぞれ固定のキャラ)。背景・風景、および遠くに写る通行人はそのままです。

花で飾られたシャレー風のホテルが軒を連ねる。バルコニーいっぱいのゼラニウムが、朝の光に映えていた。3泊した山あいの村とも、これでお別れ。
花で飾られたシャレー風のホテルが軒を連ねる。バルコニーいっぱいのゼラニウムが、朝の光に映えていた。3泊した山あいの村とも、これでお別れ。
「Grindelwaldblick」「Alpenhof」——ゆうべまで見上げていた山や、泊まった宿の名前が、道標に並んでいる。名前を目で追う
「Grindelwaldblick」「Alpenhof」——ゆうべまで見上げていた山や、泊まった宿の名前が、道標に並んでいる。名前を目で追うだけで、この数日がよみがえってくる。
列車に揺られて、一路チューリッヒへ。のんびりした車内で、窓の外の景色が、山あいから少しずつ都会へと変わっていく。
列車に揺られて、一路チューリッヒへ。のんびりした車内で、窓の外の景色が、山あいから少しずつ都会へと変わっていく。
スイス最大の都市、チューリッヒ(Zürich)に到着。堂々とした石造りの中央駅(Hauptbahnhof)は、正面に大きな時計と「SBB C
スイス最大の都市、チューリッヒ(Zürich)に到着。堂々とした石造りの中央駅(Hauptbahnhof)は、正面に大きな時計と「SBB CFF FFS」の文字、屋上にはスイス連邦とチューリッヒの旗がはためいている。トラムが行き交う駅前広場は、これまで巡ってきた山あいの村々とはまるで別世界の、大都会の空気だ。
中央駅のなかのマーケットをのぞく。量り売りのチーズやパンが並んでいた。夜にお邪魔する友人の家へ、何か手みやげを、とあれこれ物色。
中央駅のなかのマーケットをのぞく。量り売りのチーズやパンが並んでいた。夜にお邪魔する友人の家へ、何か手みやげを、とあれこれ物色。
「BLUMEN(花)」の店先。色とりどりの花束が所せましと並んでいた。ここで、友人へのお花を一束。
「BLUMEN(花)」の店先。色とりどりの花束が所せましと並んでいた。ここで、友人へのお花を一束。
「Zürich HB」のホーム標識。ヨーロッパでも有数の大きなターミナル駅で、たくさんの線路とホームが放射状に延びている。
「Zürich HB」のホーム標識。ヨーロッパでも有数の大きなターミナル駅で、たくさんの線路とホームが放射状に延びている。
大きな屋根に覆われたホーム。スーツケースを引いて、友人との待ち合わせへと向かう。旅の荷物も、そろそろお役御免だ。
大きな屋根に覆われたホーム。スーツケースを引いて、友人との待ち合わせへと向かう。旅の荷物も、そろそろお役御免だ。
この日は、チューリッヒに暮らす友人のMakiさんの家におじゃました。テーブルには、これからみんなで囲むラクレットの支度。ワイングラスとキャン
この日は、チューリッヒに暮らす友人のMakiさんの家におじゃました。テーブルには、これからみんなで囲むラクレットの支度。ワイングラスとキャンドルが、なんだか嬉しい。
木のテーブルに、ランチョンマットと食器がきれいに並べられて。人の家のあたたかい食卓に、旅の疲れがゆっくりとほどけていく。
木のテーブルに、ランチョンマットと食器がきれいに並べられて。人の家のあたたかい食卓に、旅の疲れがゆっくりとほどけていく。
主役はラクレット。専用のグリルで、小さなトレイにのせたチーズをとろりと溶かし、ゆでたじゃがいもや野菜にかけて食べる、スイスの定番の家庭料理だ
主役はラクレット。専用のグリルで、小さなトレイにのせたチーズをとろりと溶かし、ゆでたじゃがいもや野菜にかけて食べる、スイスの定番の家庭料理だ。
とろけたチーズを、じゃがいもやピクルスと一緒に。手前にはたっぷりのチーズの塊。おしゃべりも弾んで、いくらでも食べられそうだった。
とろけたチーズを、じゃがいもやピクルスと一緒に。手前にはたっぷりのチーズの塊。おしゃべりも弾んで、いくらでも食べられそうだった。
グリルの上では、玉ねぎとベーコンをじゅうじゅうと。チーズを溶かすだけでなく、こうして具材を焼くのもラクレットの楽しみ方だ。
グリルの上では、玉ねぎとベーコンをじゅうじゅうと。チーズを溶かすだけでなく、こうして具材を焼くのもラクレットの楽しみ方だ。
お皿に取り分けた一皿。ほくほくのじゃがいもに、チーズとピクルス。素朴だけれど、これが本当においしい。
お皿に取り分けた一皿。ほくほくのじゃがいもに、チーズとピクルス。素朴だけれど、これが本当においしい。
久しぶりの再会に、話は尽きない。旅のあいだはずっと山と列車ばかりだったから、こうして友人たちとリビングでくつろぐ時間が、なんだかとても穏やか
久しぶりの再会に、話は尽きない。旅のあいだはずっと山と列車ばかりだったから、こうして友人たちとリビングでくつろぐ時間が、なんだかとても穏やかで温かい。旅の締めくくりにふさわしい、いい一日になった。
友人の家の近くから見わたした、チューリッヒ湖(Zürichsee)ののどかな眺め。ゆるやかな丘に家々が点在し、その先に湖と対岸の街並みが広が
友人の家の近くから見わたした、チューリッヒ湖(Zürichsee)ののどかな眺め。ゆるやかな丘に家々が点在し、その先に湖と対岸の街並みが広がる。山岳リゾートとはまた違う、スイスの暮らしの風景だ。
そして翌9月16日。チューリッヒ空港で、帰国の途に就く。搭乗前に「bye bye bar」で一息——その名前が、なんだかこの旅の締めくくりに
そして翌9月16日。チューリッヒ空港で、帰国の途に就く。搭乗前に「bye bye bar」で一息——その名前が、なんだかこの旅の締めくくりにぴったりだった。
夕暮れの滑走路。スイスの航空会社エーデルワイスの機体が、赤い尾翼を並べていた。ここから、長いフライトが始まる。
夕暮れの滑走路。スイスの航空会社エーデルワイスの機体が、赤い尾翼を並べていた。ここから、長いフライトが始まる。
搭乗するのは、KOREAN AIRのボーイング777。この大きな翼に乗って、スイスを後にする。氷河特急に、山あいの小さな村、ベルンやルツェル
搭乗するのは、KOREAN AIRのボーイング777。この大きな翼に乗って、スイスを後にする。氷河特急に、山あいの小さな村、ベルンやルツェルンの街歩き、そしてヨーロッパの頂ユングフラウヨッホ——思い出すときりがないほど、盛りだくさんの旅だった。写真を見返しながら、また少しずつ、この旅を書き残していきたい。おしまい。