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出発前、バス停でみつけた注意書き。牧草地で牛に出会ったときの「正しい接し方・まちがった接し方」がイラストで描かれている。上の×印は、子牛に近

Day 5 · 2012.09.12

峠を越えてベルナーオーバーラントへ

出発前、バス停でみつけた注意書き。牧草地で牛に出会ったときの「正しい接し方・まちがった接し方」がイラストで描かれている。上の×印は、子牛に近づいたり犬を放したりして親牛を怒らせている図。下は落ち着いて距離をとって歩く図。スイスの山を歩くと必ず牛の放牧地を通るので、こういう案内があちこちにある。

5日目。昨夜泊まったゴッタルド峠の麓の町アンダーマット(Andermatt)から、いよいよ旅の後半、ユングフラウをのぞむベルナーオーバーラント地方へ向かう。今日はまず峠をひとつ越えて谷を移動し、午後はケーブルカーの村ミューレン(Mürren)へ。夜はグリンデルワルト(Grindelwald)に泊まる、という一日。あいにく朝から雲が低く、山の上のほうは霞んでいた。

今日の主な行程:
アンダーマット → Göschenen → (ポストバスでズステン峠越え)→ Meiringen → Interlaken Ost → Lauterbrunnen → Mürren(散策)→ Grindelwald泊

※写っている人物の顔は、プライバシー保護のためキャラクターに置き換えています(夫・妻それぞれ固定のキャラ)。背景・風景はそのままです。

まずは登山鉄道でアンダーマットから峠を下り、ゲッシェネン(Göschenen)の駅へ。標高1105.85mの表示。ここはゴッタルド鉄道トンネ
まずは登山鉄道でアンダーマットから峠を下り、ゲッシェネン(Göschenen)の駅へ。標高1105.85mの表示。ここはゴッタルド鉄道トンネルの北の入口にあたる、鉄道の要衝だ。ここで峠越えのポストバスに乗り換える。
黄色いポストバスに揺られて、ズステン峠(Sustenpass, 2224m)へ。標高2200mを超える峠道だけれど、あいにくの濃霧で、車窓は
黄色いポストバスに揺られて、ズステン峠(Sustenpass, 2224m)へ。標高2200mを超える峠道だけれど、あいにくの濃霧で、車窓は真っ白。晴れていれば氷河が見える絶景ドライブのはずが、この日は幻想的な霧の中を静かに越えていった。これはこれで、旅らしい。
峠を下りきって、谷側のマイリンゲン(Meiringen)へ。シャーロック・ホームズが宿敵モリアーティと対決した「ライヘンバッハの滝」がある町
峠を下りきって、谷側のマイリンゲン(Meiringen)へ。シャーロック・ホームズが宿敵モリアーティと対決した「ライヘンバッハの滝」がある町として知られる。あいにく雨脚が強くなってきた。ここから鉄道でインターラーケン方面へ。
乗り換えの駅で見上げると、木の天井から黒いアイベックス(野生の山羊)を描いた旗が下がっていた。赤い舌をぺろりと出した、どこか愛嬌のあるデザイ
乗り換えの駅で見上げると、木の天井から黒いアイベックス(野生の山羊)を描いた旗が下がっていた。赤い舌をぺろりと出した、どこか愛嬌のあるデザイン。スイスは州や地域ごとにこうした紋章・旗があって、駅や広場で見かけるたびに楽しい。
インターラーケン・オスト(Interlaken Ost)駅に到着。ここはベルナーオーバーラント観光の玄関口で、ユングフラウ方面へ向かう登山鉄
インターラーケン・オスト(Interlaken Ost)駅に到着。ここはベルナーオーバーラント観光の玄関口で、ユングフラウ方面へ向かう登山鉄道の始発駅。8番ホームの標識を一枚。雨はまだ降っていたけれど、ここまで来ればユングフラウ地方はもうすぐだ。
崖の上の村ミューレン(Mürren)に到着。緑の鎧戸と、窓辺いっぱいの花で飾られた伝統的な木造シャレーの前で記念撮影。あいにくの雨で石畳は濡
崖の上の村ミューレン(Mürren)に到着。緑の鎧戸と、窓辺いっぱいの花で飾られた伝統的な木造シャレーの前で記念撮影。あいにくの雨で石畳は濡れていたけれど、その分、木の家並みがしっとりと落ち着いた色に見えた。
インターラーケンから列車とケーブルカーを乗り継いで、崖の上の村ミューレン(Mürren)へ。車が入れない静かな山上の村だ。あいにくの雨で、石
インターラーケンから列車とケーブルカーを乗り継いで、崖の上の村ミューレン(Mürren)へ。車が入れない静かな山上の村だ。あいにくの雨で、石畳のメインストリートはしっとり濡れていた。スイス国旗とベルン州(黄色に黒い熊)の旗がはためき、スキーレンタルの店やホテルが軒を連ねる。
村の奥へ歩くと、斜面の上へ伸びるアルメントフーベル鉄道(Allmendhubelbahn)の高架が、霧の中に消えていくのが見えた。「Klet
村の奥へ歩くと、斜面の上へ伸びるアルメントフーベル鉄道(Allmendhubelbahn)の高架が、霧の中に消えていくのが見えた。「Klettersteig(クレッタースteig=岩場の登山ルート)」の道標も。木造のシャレーと、薪を積んだ小屋。雨に濡れた村は、静かで落ち着いた雰囲気だった。
こちらがミューレンの駅(Station Mürren)。青い駅名標と、ロンジンの時計。木をふんだんに使った、山の村らしい駅舎だ。ここから、村
こちらがミューレンの駅(Station Mürren)。青い駅名標と、ロンジンの時計。木をふんだんに使った、山の村らしい駅舎だ。ここから、村を見下ろす高台へ登るアルメントフーベル鉄道に乗ってみることにした。
駅の中には、ちょうどこの2012年に開業100周年を迎えたアルメントフーベル鉄道の、初代車両(の実物大の一部)が展示されていた。「100 J
駅の中には、ちょうどこの2012年に開業100周年を迎えたアルメントフーベル鉄道の、初代車両(の実物大の一部)が展示されていた。「100 Jahre Allmendhubelbahn 1912–2012」の看板。赤い車体に赤白チェックのカーテンがかわいい。記念の年に来られたのは、ちょっと嬉しい偶然だった。
ミューレンからは、007の映画『女王陛下の007』の舞台になった展望台シルトホルン(Schilthorn)へ登るロープウェイも出ている。これ
ミューレンからは、007の映画『女王陛下の007』の舞台になった展望台シルトホルン(Schilthorn)へ登るロープウェイも出ている。これはその乗り場。「Schilthorn」のロゴが入ったゴンドラ。あいにくの空模様で頂上からの眺めは期待できなさそうだったので、この日は乗り場を見るだけにして、麓へ戻ることにした。
ミューレンを後にして、ラウターブルンネンの谷を経由し、今夜の宿がある反対側の谷、グリンデルワルト(Grindelwald)へ。駅の標識には、
ミューレンを後にして、ラウターブルンネンの谷を経由し、今夜の宿がある反対側の谷、グリンデルワルト(Grindelwald)へ。駅の標識には、この先の行き先として「Grund / Kl. Scheidegg / Jungfraujoch / Interlaken Ost」の文字。明日はここからユングフラウヨッホを目指す予定だ。
今夜の宿、Hotel Alpenhof。バルコニーいっぱいにピンクや赤の花が飾られた、大きな木造のホテルだ。雨の中、スーツケースを引いて到着
今夜の宿、Hotel Alpenhof。バルコニーいっぱいにピンクや赤の花が飾られた、大きな木造のホテルだ。雨の中、スーツケースを引いて到着。長い移動の一日だったので、宿に着くとほっとする。
通されたのは、壁も天井も木でできた、温かみのある部屋。ツインベッドはふかふかの羽根布団。大きな窓の外はあいにくの霧だったけれど、晴れれば山が
通されたのは、壁も天井も木でできた、温かみのある部屋。ツインベッドはふかふかの羽根布団。大きな窓の外はあいにくの霧だったけれど、晴れれば山が見えるのだろう。窓辺で外を眺めてひと休み。
夕食は宿のレストランで。まずは地元のビールと、とうもろこしの冷たいスープ(か、コーンポタージュ)。パンかごには、しっとりした田舎パンがたっぷ
夕食は宿のレストランで。まずは地元のビールと、とうもろこしの冷たいスープ(か、コーンポタージュ)。パンかごには、しっとりした田舎パンがたっぷり。一日中移動して冷えた体に、温かい食事がしみる。
ビールは、このベルナーオーバーラント地方の地ビール「RUGEN BRÄU(ルーゲンブロイ)」。1866年創業の、インターラーケンのブルワリー
ビールは、このベルナーオーバーラント地方の地ビール「RUGEN BRÄU(ルーゲンブロイ)」。1866年創業の、インターラーケンのブルワリーのものだ。テーブルには野の花(紫のアスター)が生けてあった。明日の好天を祈りつつ、乾杯。